一回生

毎日毎日そんなに書くこともないので、内省の意味を込めて自分のこれまでの学生生活を整理していこうと思います。

こんなことを思ったのは、一週間ほど前にラグビー取材をした時に初々しい一回生部員が参加していたからです。帰りの地下鉄の中で少しだけやけど、話もした。「サークル二つ掛け持ちしてるんです」、「でもバイトのシフトがなかなか入れれなくて」、「将来はスポーツ記者になりたいんです」…。


一回生の彼女の話を聞きながら、自分が新入生だった頃のことを思い出してました。


大学一回生。くすぶった時期でした。もちろん、新入生なのだからそれ相応の期待感や新鮮な気持ちを持って入学してきていたと思う。まぁ、皆そうでしょう。最初から大学に対して斜に構えてたり、ニヒリストぶってるヤツは速攻で退学届けを出せばいい。そもそも何かを期待していないヤツが、あんなくだらねぇ受験勉強をしてまで大学には来ないだろう。とにかく僕も、それなりに純粋に大学生活に何かを期待してた一回生でした。


桜咲いた入学式から、半年後。あっさりと廃人化してました。あらら。


10年間続けていたから、という保守的な理由でサッカーサークルに入りました。合宿でやったことのないGKをやらされて3失点しました。マネージャーだった彼女には呆れられて、ふられました。あっさりと大好きだったサッカーも辞めちまいました。結局、サッカーも彼女も好きじゃなかったのかもしれないけど。その程度のモンだったということには違いない。

桜が散り、淡い緑の葉が繁り、その葉が深緑になって山々を燃やしていた頃、僕は京田辺のアパートでひっそりと廃人化してました。うぅ。その時にエンドレスで考えてたのは



「俺がしたいことって何だ、何の為に大学来たんだ…」



無条件で大学は楽しい所だとか、充実した毎日を送れる所なんだ、という幻想は吹っ飛んでました。シベリアあたりまで吹っ飛んでましたね。


高尚な目標やら存在意義やらを見つけられなかった僕は、もう考えることすらも面倒くさくなって下宿でふて寝。煙草と酒。昼夜は逆転し、講義を聞くのも馬鹿馬鹿しくなりました。あんな教授のオナニーに等しきモノが、僕の将来に密接に関係するとは思えなかった。いやいや講義に出て貰う単位なんか欲しくなかった。そんなんこっちから願い下げだバカヤロー、という感じでした。


ただ目の前にある4年間をモラトリアムと割り切りたくはなかった。大学には見切りをつけたけど、学生生活には見切りをつけたくありませんでした。

僕は生意気にも自分は特別な存在だと思っていました。なんだかんだで根拠のない自信があった。少なからず人間にはそういう部分はあるよね。自分は他とは違う、って気持ち。でも結局、くすぶってる自分の現状を客観視した時に、どう見てもイケてなかったんですな。

僕はきっと、自己実現の願望が人一倍強い人間だと思う。こういう自分でありあたい、とか。自分に誇れる自分であるために、充実感を覚えるために何かを必死に探してたのかな、と。



そんなくすぶった日々を送りながら迎えた秋。いい加減に焦燥感、閉塞感がMAX値を迎えていた僕は「この際、何でもいいや!サッカー以外なら!」と思いながら、大学に続く坂を登ってました。

ここでNPO法人ドットジェイピーが主催する「議員インターンシップ」に出会うワケです。

出会うワケですけど、今日はここまで。明日、気力が残ってたら書きます。あぁ〜、腹へった。ビール飲みてぇ。麒麟が飲みてぇ。