UNN

野暮用で久しぶりに編集室へ。


頼りない耐震強度の雑居ビルの5階。御堂筋をでっかいトラックが一台走ったら軽く揺れるようなおんぼろビルの中に、その編集室はあります。

吉永さんや岩本と連泊したのも今は昔…。気が狂いそうになってケツを出したのも今は昔…。

雑多な雰囲気は相変わらずでしたが、見知らぬ顔も増えてました。1年後、あるいは2年後、彼らも眠い目をこすりながら「準トップ落ちた…」「絶対に間に合わん…」「最悪、PC固まった…もう死ぬわ」と焦燥感と絶望感にさいなまれつつ、インデザをいじってると思うと気の毒になりましたね。

決して華があるワケでもないし、今のご時勢、学生新聞というもの自体の必要性も定かではない。スポーツ紙みたいな派手さもねーしな。サークルを尋ねられた時に「え、新聞部ぅ!?」みたいなどこか嘲笑にも近い反応を俺は幾度か受けてきた。雨の日、紙面が、濡れたベンチに座布団代わりに使われてたこともある。ま、それはそれでええんやけども。ただちゃんとゴミ箱に捨ててね。ポイ捨てしないで…。

でもね、やっぱり新聞作ってる奴らは思うところあってやってるハズなんです。確かに地味でパッとしないけどね。「とりあえずテニサー」はあっても「とりあえず新聞部」はない。今の部員もそれなりの目標なり気持ちを持ってやってんだな、きっと。それは自分の為の場合もあるし、もっと広く他の学生の為の場合もある。と思う。これは新聞部に限ったことではないけども。

彼ら一人ひとりが何を思ってやってるかは知らんが、少しでも彼らの人生にとって意味のあるモノであって欲しいですね。そして、読んでくれる人にとっても何らかしらの意味がある紙面を作ってくれれば幸いです。面白くはないかもしれませんが、頑張って作ってんだよな。

まぁ、俺は偉そうなこと言える紙面作ってなかったんだけど。振り返れば、後悔とかやり直したいことばっかりなんだけど。そのくせ、「もう1回やって下さいよ」と言われれば嫌な顔するんだけど。


あぁ…駄文を連ねてたらもう5時です。1限はテストなのに。こういう計画性の無さが再入稿を招くんですね。分かります。


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