記者魂

やっと読み終わりました。中日新聞(東京新聞)で編集委員をされてる佐藤史朗さんの「記者魂 キミは社会部記者を見たか」。A新聞に内定してる大学のツレに薦められたので読んでみました。

記者魂 キミは社会部記者を見たか

俺は予習的な感じで記者本を読んでるのですが、やっぱり習うより慣れるしかないのでしょう。体力と根性はさておき、さすがに勘を始めとする第六感は実戦で磨いていくしかないな。簿記やらFPっていう目に見えるステップアップの為の資格がある金融内定者が時々羨ましくなるわ。

しかし、この手の本を読んでいつも思うのは、記者ってのは本当に酒が大好きな生き物ってことです。むしろ酒が飲めなきゃ話にならんのじゃないかとさえ思わせられる。煙草も馬鹿吸い。後は麻雀と花札。これも必ず出てくる。そして、それらは仕事の出来に関わる大切なコミュニケーションの一つです。まぁ、麻雀はもう過去の文化になってるみたいですけどね。

麻雀か…。俺の学生時代、何が足りなかったと言えば、麻雀かもしれませんね。狭い下宿部屋で男四人で雀卓を囲み、酒瓶を転がし、煙草の吸殻を灰皿に高く積み上げる。そんな生活を理想として、下らん受験勉強に耐えたはずだったのにな。しかし、予備猿に麻雀の文化がなかったのは幸いだ。もし麻雀してたら全員もう1浪してたに違いない。間違いない。

酒も煙草も覚えたけれど、麻雀ができなきゃ何となく気合入ってねぇよなぁ…。ハードボイルド感がねぇよなぁ…。俺が尊敬する人はみんな麻雀できるしなぁ…。多分、俺が今考えてることは物凄くどうでもいいことなんだろうなぁ…。分かりつつも憧れちまうよ、徹マンに…。